ナチュラルキッチンで大活躍!おしゃれ×実用的なホーロー雑貨の魅力

可愛いキャサリンホルムの北欧ヴィンテージのキッチン用品。シンプルな国産の、大小さまざまな白い保存容器。煮込み料理をおいしく作れる、ストウブやルクルーゼなどの調理器具。

どれもナチュラル好きさんなら愛用している人も多い、人気のアイテムばかりですが、これらに共通なのがみんな「ホーロー」製品だと言うこと。

でもみなさん、特にキッチンでお世話になることの多いホーローのこと、どのくらい知っていますか?

今回は、ナチュラル雑貨に多く見られる「ホーロー」とは一体どんなものなのか、じっくりと解明していきたいと思います。おしゃれでしっかり実用性もあるホーローのことをよく知って、もっともっと生活に役立ててしまいましょう。

ツタンカーメンからナチュラル雑貨まで。琺瑯の歴史

「ホーロー」とカタカナ表記が一番親しみがあるかもしれませんが、ちゃんと漢字もあり「琺瑯」と表記します。

このちょっと難しくて見たことのない漢字の組み合わせ、実は文字自体の由来すらはっきりしないそうです。でもホーローの起源自体はとても古く、古代エジプト・ツタンカーメン王の黄金のマスクにも琺瑯技術が使われていたそうですよ。

私たちが普段使っているホーローと黄金のマスクでは、全然別ものに思えますが、これは使っている素材がすこし違うから。エジプト文明の頃のホーローは、金や銀にガラス質の釉薬を焼き付けたもので、今で言う「七宝」。

対して現在私たちが使っているホーローは、製造技術は同じでも、鉄などのもっとお手頃な金属で作られています。今のようなホーロー用品が作られ始めたのは、明治時代以降のことなのです。

ガラスよりも丈夫なガラス。ホーローは食品の保存に最適

強度はあるけど錆びやすい鉄の表面をガラス質に加工することで、ホーローにはさまざまな利点が生まれました。まずはばい菌が繁殖しづらいこと、そしてニオイが移りづらいこと。また酸性や塩分の強いものとも化学反応を起こさないこと。

これがどう役立つかと言うと、ホーローは食品の保存にとても適していると言うことです。ナチュラル雑貨でよく見られるキャニスターに、コーヒーや砂糖などを保存するのはもちろん、梅干しやジャムなどの長期保存も心配なく任せられます。

そして内部が金属なおかげで、ただのガラス容器に比べて丈夫なのもホーローの強みですね。

熱に強く、鋳物ホーロー鍋など調理器具にもぴったり

表面のガラス質だけでなく、中が金属であることがもたらす利点ももちろんホーローにはありますよ。直火やオーブンでも使えるホーローの調理器具。特に鉄でできたものは、熱伝導率が良く、温まりやすく冷めにくいのが特長です。

この特長を生かしているのが、冒頭で挙げたストウブやルクルーゼなどの鋳物のホーロー調理器具ですね。ただし鋳物の欠点は、とても重いこと。比べて、レトロなお鍋やケトルなどでもよく見かける金属の薄いものは、軽いものの保温性は低くなってしまいます。

また急激な加熱や冷却をすると、目には見えない小さな亀裂がガラス質に入ってしまうので、比較的やさしく扱ってあげる気遣いも、実はホーロー製品には必要です。

サビが気になるホーロー雑貨はアレンジして活用

急激な熱の変化に加えて、ガラスは衝撃にも弱いものです。また製造上、ガラス質の釉薬がのりにくい部分や薄くなっている部分もホーロー製品には見られます。

こうしてガラス質が取れてしまった部分は、鉄地が出てきてしまい、水分や酸、塩分が原因でサビてしまうことも。アンティークのホーロー製品にはよく見られますが、鉄分なので、引き続きキッチン用品として利用しても害はありません。

でもあまりにもサビがひどい場合は、使い方にすこしアレンジを加えてもいいですね。たとえばカップであれば、カトラリー入れやグリーンの植木鉢代わりにしたり、ピッチャーやコーヒーポットを花瓶に見立てたり。経年の変化を楽しみながら使い続けられるのも、ホーローの魅力ですよ。

最後に

キッチン雑貨だけでも、キャニスターやカップ、ケトルやお鍋など種類が豊富なホーロー製品。色もまっ白なものからカラフルなものまでたくさんあって、シンプルナチュラルなインテリアからポップなカントリーまで、とにかく今どきインテリアで役立つアイテムです。

たくさんの利点を生かしながら、そして少しの欠点に気をつけながら、ぜひ長く愛用してくださいね。