ナチュラルな食器棚をさらにおしゃれに。アンティークガラスのはなし

新品のものではなく、アンティークの食器棚を選ぶメリットってなんでしょう?

まずはやっぱり、使い込まれた無垢材ならではのナチュラルな木の風合い。それから「アンティークならでは」のおしゃれがあちこちに見られることも、大きなポイントですね。

出し入れできる小さな取っ手付きの作業台や、デザインが可愛いつまみの付いた引き出し、そして戸に使われているさまざまな種類のアンティークガラス。

それ以外にもアンティーク食器棚の魅力はありますが、今回はこの中のアンティークガラスに注目していきましょう。ガラスの種類によって食器棚の収納にも違いが出てきますし、今ではなかなか手に入らないものや高価なものもあるので、アンティーク食器棚探しに役立つこと間違いなしの情報ばかりですよ。

ナチュラルな手作り感たっぷりのアンティークゆらゆらガラス

今と違い、機械ではなく手作業でガラスが作られていた頃の透明ガラスには、ゆらぎが見られます。この”ゆらゆらガラス”として親しまれるタイプのガラスを通した景色や映る風景は、ちょっと歪んで見え、「儚さ(はかなさ)」とでも言うような味わいがあります。

その人気のほどは、現在ではこのゆらぎを再現するための加工をした、アンティーク調のガラスがあることからも窺えますね。本物のゆらゆらガラスを楽しみたいなら、大きな引き戸がついたアンティーク収納棚を食器棚として選びましょう。

でもゆらぎがあるとは言え、食器棚の中の風景は丸見え。ナチュラルインテリア好きさんの中でも、お気に入りの食器をいつも眺めていたい人や、きれいな収納が得意な人におすすめのアンティークガラスです。

なんとなく見せる収納、アンティークモールガラスの食器棚

明治期に多く輸入されその後戦後まで多く国内生産・使用されたモールガラスは、その模様の通り「ストライプガラス」とも呼ばれます。

名前の由来は、英語で「型」を意味するmould(モールド)から。実際モールガラスは、成形する際に、模様が彫刻された平行ローラーの間を通して模様を彫り込む「型板(かたいた)ガラス」の一種なのです。

収納している食器類の輪郭を歪めるため、モールガラスの入った食器棚では、ほどよく見せつつほどよく隠す収納ができます。ただ、ストライプの幅や縦・横の向きなどによって歪みや印象に違いが出てくるので、モールガラス入りのアンティーク食器棚をお探しの際は注意してみてください。

キラキラ凹凸は汚れに注意。人気のダイヤガラス入り食器棚

モールガラスと同じように、輸入から国内生産に移った型板ガラスの中でも特に人気が高かったのが、ダイヤガラスです。ガラスの表面に彫り込まれた、さまざまな大きさ・高さの凸凹に光が当たると、まさにダイヤモンドのような輝きを放ちます。

人気が高く、長期間にわたって生産・使用されただけあって、ダイヤガラスの入ったアンティーク食器棚は比較的見つけやすいですよ。

モールガラス以上に隠す能力に長けているので、食器の収納に自信のない人にも安心して使っていただける、おしゃれガラスです。凹凸面が外側に来ているのが普通ですが、ホコリなど汚れがたまりやすいので、コンロ近くなど汚れがつきやすそうなところは避けて設置したほうがいいですね。

最後に

見せる収納・隠す収納と、食器棚の実用性にも影響を及ぼすアンティークガラスたち。今回ご紹介した以外にも、結霜ガラスやすりガラスなど種類はもっとたくさんあります。リメイクされたアンティーク食器棚の中には、いくつかのアンティークガラスを多種使いしているものもあり、どのガラスがいいか決められないアンティークガラス好きさんにはたまりませんね。

ナチュラルなダイニングキッチンに取り入れたいアンティーク食器棚、ぜひアンティークガラスにも注目して選んでみてください。