ナチュラルインテリアの定番。種類豊富なアンティークアーコールチェア

雑誌やCMなどでも見かける、ナチュラルインテリアにひっぱりだこのイギリス家具ブランド、アーコール。地元イギリスでは、Alcoholics(アルコール中毒者)をもじって”Ercoholics(アーコール中毒者)”と言う造語まであるほどの人気ぶりです。

そんなアーコール家具の中でも特に人気なのが、イギリスの地方で生まれた素朴なスタイルをスタイリッシュにアレンジした、ウィンザーチェアシリーズ。

50~60年代のデザインとは思えない、いつの時代にも合うホッとさせてくれるデザインばかりです。廃盤になっているものも多い、数あるウィンザーチェアシリーズの中から今回は、アンティークのものも合わせて入手しやすいものをいくつかご紹介していきましょう。

ナチュラル好きさんのアーコールチェア、クエーカーチェア

『アーコールチェアの代名詞』と言ってもいいくらい定番の、クエーカーチェア。イギリスのキリスト教徒クエーカーたちが作り使っていた素朴な家具をヒントに、60年代に生まれたデザインです。

パッと目に飛び込んでくる、1本の曲げ木が包み込む高ーい背もたれ。この高い背もたれと粘りのある曲げ木のおかげで、首元までゆったり、男性でも安心してリラックスできるチェアです。

伝統あるアンティークなデザイン、ゴールドスミスチェア

北欧家具などにも影響を与えてきた、もともと200数十年も前にデザインされたゴールドスミスチェア。 ゴールドスミス(金細工師)ではなく、イギリス人劇作家オリバー・ゴールドスミス氏が所有していたことから名前が付いたそうです。

アーコールバージョンでは、スピンドル(棒軸)だらけのチェアの上にちょこんと乗った、王冠のようなまたは口髭のような、クネッとした愛嬌たっぷりのアクセントが目印です。

さりげないおしゃれのハイスティックバックチェア

正面からだと、クエーカーチェアのような曲げ木の曲線やゴールドスミスチェアの「口髭」のような特徴がなく、何の変哲もないチェアに見えるハイスティックバックチェア。イスの後ろに回ると、名前の由来に気づきます。

座面をすり抜けて、脚の桟まで続く長いスティックバック(背棒を施した背もたれ)は、アーコールチェア一の背中美人さんと呼ぶのにぴったりです。でももちろん、座り心地を犠牲にしたおしゃれデザインではないので、しっかり実用使い向きですよ。

すかし彫りモチーフの代表、シスルバックチェア

何本かの背棒から作られた背もたれがウィンザーチェアの特徴ですが、背棒ではなく、プラーク(飾り板)の入ったチェアもあります。その代表的なのが、スコットランドの国花シスル(thistle:アザミの花)のモチーフがすかし彫りされた、シスルバックチェア。

他のアーコールチェアとはちょっと違う、可愛らしさが特長です。アンティークでしか入手できないシスルバックですが、同じすかし彫りのチェアでは、近年復刻された白鳥モチーフのものもありますよ。

最後に

背棒がとっても長かったり、背もたれに透かし彫りが入っていたり、デザインがすこし違うだけなのに、全然別の表情を見せてくれるアーコールチェアたち。

名前やデザインの由来を知るとさらに愛着が湧いて、ついつい欲しくなってしまいますね。座り心地のよさを優先したデザインのおしゃれアーコールチェアを、インテリアに取り入れてみませんか?