おしゃれナチュラルインテリアで人気。アンティークシンガーミシン

かわいいモチーフが描かれた光沢のある滑らかなフォルムや、網目模様を描く鉄脚。なぜか愛着が湧いてしまい、もう使えないアンティークミシンをナチュラルインテリアに取り入れている人や、足踏み式の脚を利用したミシンテーブルを愛用している人も最近増えていますね。

そんな人気上昇中のアンティークミシンですが、その代名詞的存在と言えばシンガーミシンです。
世界のミシン業界を引っ張ってきただけあって、デザイン性も知名度・注目度もほかとはちょっと違いますよね。

今回はそんなシンガーミシンに焦点をあてながら、おしゃれナチュラルインテリアのお役立ちアイテムになりつつあるアンティークミシンやミシンテーブルの魅力に迫ってみましょう。

アンティークミシンの元祖、シンガーミシンのはじまり

ミシンの発明者ではないものの、現在のミシンに近い形で実用・生産に最初にこぎつけたのが、シンガーミシンの創業者、アメリカ人のアイザック・メリット・シンガーでした。19世紀後半、欧米でミシンの生産が盛んだった頃、アメリカだけでも200社以上のミシン会社があったと言われています。

その中でひとり勝ち状態だったシンガーミシンは、多い時で年間250万台のミシンを販売していました。世界規模での販売数とは言え、あまりにも大きすぎる数字でいまいち実感が湧かないくらいですよね。

ただ、この莫大な販売数のおかげで、現在私たちがアンティークのシンガーミシンを入手しやすくなっているわけですね。

アンティーク・シンガーミシンのデザインが魅力なわけ

当時シンガーミシンが大人気だった理由のひとつは、今で言うマーケティング戦略に優れていたことです。 広告にもお金を掛けて、世界各国で女性が喜びそうなデザインのポスターやチラシ、絵葉書やカレンダーなどを作り配布しました。

この「利用者である女性の心をつかむデザイン性」と言うのはもちろん、ミシン自体のデザインにも現れていますよね。お花モチーフの装飾や網目模様の鉄脚などは、いまだに私たちがシンガー社のアンティークミシンに夢中になる、一番の理由です。

おしゃれ×丈夫をミシンテーブルで活用

いくら素敵なアンティークミシンでも、サビがひどかったり部品が大幅になくなっていてはミシンとしての機能を果たしてくれません。

でもデザインもおしゃれだししっかりしているから、ただ捨てるのはもったいない…。

そんな経緯から生まれたのが、インテリア小物としてアンティークミシンを飾ったり、ミシン脚をテーブルにリメイクする技です。ミシンテーブルは基本的に、ただ天板を取り付けるだけ。ちょっと頑張れば誰でもDIYできる手軽さも人気の理由です。

「足踏みミシン」だとずいぶん場所をとる気がしても、「テーブル」になると途端に小さく、お部屋に取り入れやすく感じますね。フットレストのように足踏み部分で足を休めれば、パソコンデスクとしてやカフェ風テーブルとしてのくつろぎ度もアップです。

最後に

シンガー社の企業としての戦略や実力が、私たちが現在アンティークのシンガーミシンを堪能するきっかけになっていたんですね。そして私たちのモノを大切にするエコな心が、本来の目的を果たさなくなったアンティークミシンを、もう一度楽しむきっかけを作りだす。

そんな、すてきなモノたちがかたちを変えながら手から手へとつながっていく方式。アンティークミシンだけでなく生活の中で、すこしでも取り入れていきたい考え方ですね。